マーチンゲール法とモンテカルロ法でイメージするのは何でしょうか。
ある程度ギャンブルを体験した方であれば、モンテカルロ法はモナコのモンテカルロにあるカジノをつぶした必勝法というイメージがあるはずです。
一方、マーチンゲール法はどうでしょう、恐らく半数以上の方がドラマなどに出てくるギャンブルで身をやつす人物や無謀な人物をイメージするのではないでしょうか。
果たしてマーチンゲール法は無謀な攻略法なのかについて今回解説します。
マーチンゲール法は無謀と言い切れない
モンテカルロ法は、堅実な攻略法なのに対し、マーチンゲール法は無謀というイメージがあります。
しかし、実際は言い切れません。
確かに、マーチンゲール法は負けるたびに倍額のベット金額を賭けていくためにとても無謀な印象があります。
しかし、運用を工夫すれば決して無謀な攻略法とはなりません。
その方法について次の項目でお話ししていきましょう。
無謀な攻略法としないためには
マーチンゲール法を堅実なモンテカルロ法のように運用するためのポイントは4つあります。
それは、資金管理、きちんとした2倍配当のゲームを選ぶ、数をこなす継続力、そして失敗したらすぐにやめるという点です。
資金管理は重要です
マーチンゲール法が破滅的な運用になってしまう原因に、倍に膨れ上がっていくベット金額に無理に対応させようとして資産を一気に失うような管理をしてしまうケースが挙げられます。
ドラマなどで破滅的なベットを行うシーンでは、全額を賭けて、さらに胴元に借金をするというような描かれ方がされていたりします。
こういった絶望的な資金管理ではなく、8連敗(当初の金額の256倍)しても全資産を失わない程度にスタートさせるのが適しています。
例えば、0.5ドルからスタートすれば、たとえ8連敗してもトータルで300ドル未満のダメージで済みます。
また、ベット上限にも触れにくくなるので、安定して攻略可能です。
きちんとした2倍配当のゲームを選ぶのも重要です
バカラは一見2倍配当のゲームに見えますが、バンカー側にベットすると多くのオンラインカジノで0.05倍のハウスエッジがかかり、実質1.95倍配当のゲームになっています。
こういったゲームでは、マーチンゲール法で勝っても利益が出ない可能性があります。
そうならないためにルーレットのレッドブラックやブラックジャックなどのゲームを利用します。
最近では、こういったゲームであっても興奮度を上げるために配当が異なっていたり、ローカルルールによって予想が難しくなっているゲームもあります。
そのため、なるべくシンプルで分かりやすいゲームを選ぶのが重要です。
数をこなす継続力も必要です
モンテカルロ法よりも利益の出しにくいマーチンゲール法は、いくら大逆転をしても利益は初期投資額分しか出ません。
そのため、先ほどの例で行けば0.5ドルの利益です。
それでも利益を出すためには数をこなして利益を重ねなければいけません。
継続するのが重要なので、長続きするように休憩を入れたり、操作しやすいゲームを選んだりといった工夫をするのが適しています。
失敗したらすぐにやめましょう
マーチンゲール法は、一度失敗すると、その損失額は少なくありません。
これをマーチンゲール法だけで取り返すのは困難です。
むしろ傷口を更に広げてしまうケースも少なくないのです。
こういったケースに遭遇してしまったら、おとなしく引き下がるのが重要です。
そうすれば、マーチンゲール法で泥沼に陥ることはありません。
こうなってしまったら、一旦冷静になり、モンテカルロ法など別の攻略法を試してみましょう。
ただ、ここまでのポイントを押さえていれば、こういった状況になる確率は低いので、対処法だけ覚えておくのが重要です。
マーチンゲール法は、損失の泥沼になってしまうと堅実な攻略法とは程遠くなります。
引き際を設定したり、ダメージを最小限にしたり、あるいは継続できるような工夫を行ったりして対応するようにしましょう。
マーチンゲール法を利益の上がる攻略法にする
マーチンゲール法は、いくら堅実にプレイしても利益の出方の面ではモンテカルロ法に勝てません。
そんなマーチンゲール法の弱点を克服するには、少額で行うグランマーチンゲール法という派生型のマーチンゲール法を利用します。
このグランマーチンゲール法は、初期投資額と前回負けた金額の倍額を足した金額でベットしていくという方法です。
一見マーチンゲール法よりも激しい増え方で増えていくので、やや無謀な攻略法に見えます。
しかし、初期投資金額を先ほどのように0.5ドル程度にすれば、計算は面倒になるものの、ベット額の上がり方が速くとも支払いに耐えられます。
こういったややリスキーなマーチンゲール法を無難に利用するのも有効なマーチンゲール法の運用です。
さらに派生型で3倍にベットしていく3倍マーチンゲール法もありますが、ここまで行くと若干リスクが大きくなりすぎる面もあるので注意しましょう。